観客の注意を引き続けるようなカメラワーク。ぐるぐるカメラが回ったり、CG?を上手く使ってるのも『FIGHT CLUB』ライクでフィンチャーを感じて良かった。 緊迫感あるシーンがサイレントになるのは、 息が詰まるような空気感を再現しているようで面白い。
イランの映画は初めてだったかもしれない。 2022年ヒジャブの巻き方で道徳警察に勾留されたマフサ・アミニの死をきっかけに激しくなった抗議運動に揺れるイランが舞台。信仰心と正義感の強い父親のイマンは念願の予審判事に昇格したものの、実際の仕事は捕えられた大量の反体制派デモ参加者への不当な重い刑罰を承認し続けることだった。恨みから命を狙われる仕事柄であるため、護身用に拳銃を支給されたが、物語後半でそれが ...